トラックジャケット&トラックパンツのセットアップが至高!ユニクロ×JWアンダーソン 2022AWプレビュー
ユニクロ×JWアンダーソン 2022AWコレクションのラインナップと発売日の情報がリリースされました。
発売日は、10月14日(金)。
+Jの影響でホリデーシーズンまで追いやられていたJWアンダーソンの冬物特別コレクションが、久しぶりに秋冬シーズン中のリリースに戻ってきました。
ユニクロの定期コレクションの中では毎年一番楽しみにしているコラボコレクションなので、平常運転に戻ってきて嬉しい限り。
今季は、遊び心のあるデザインを効かせた大人なアイテムをかなり充実させてきた印象なので、気になるアイテムをピックアップしてプレビューしてみたいと思います。
トラックジャケット&トラックパンツのセットアップが最注目
表題にも書いた通り、筆者の最注目アイテムはトラックジャケット&トラックパンツのセットアップで、今のところ問答無用でマスト買い予定。
※発売日当日、オンラインにて購入。手元に届き次第レビューします。店頭で見た印象も大体予想通りの質感でした。ジャージ感を出しつつ野暮ったくならないようにサイズはジャストサイズをチョイス。
展示会の事前情報として商品画像をチラ見した時からずっと気になっていたアイテム。
どうせならダブルジップにしてくれればよかったのになぁとは思いつつ、グレーの色味と肉厚そうな生地感がかなりツボなのです。
黄金比に近い生地
生地の素材は、コットン68%:ポリエステル32%のブレンド。
T/C素材(コットンポリ混紡素材)の黄金比とされるコットン65%:ポリエステル35%の割合に近く、コットンの肌触りの良さや吸水性を生かしながら、形が崩れにくくシワになりにくい生地感を演出していると想像できます。
※追記 ↑「黄金比」に関する説明逆やん…『T/C素材』はテトロン:コットンの頭文字なので、一般的にいわれるT/C素材の黄金比はポリ:コットン=65:35の割合ですね。Dickies(ディッキーズ)で有名な『T/Cツイル』は、この黄金比ブレンド素材を綾織にした厚みのある生地のこと。こちらの記事を書いた当時の筆者は、コットン60:ポリ40の生地のことを言いたかったのでしょう…多分。完全蛇足、セルフ突っ込み終了
適度なツヤ感が高級感あり。
高めに設定されたエリまわりの立ちも悪くなさそう。
切り替えの入ったデザイン
トラックジャケット、パンツともに身頃の前後で切り替えのあるデザイン。
特にパンツは内ももに切り替えカラーが入ることで、テーパードシルエットを強調するような、足元に向かってシュッとしてスッキリした印象を与えてくれます。(クリエイターズファイルのアルセーヌ・ダルタニアンが頭に浮かんだのは内緒…)
アルセーヌ・ダルタニアン [パリコレNO.1モデル] jouetieコラボ 秋冬コレ ダルタニアン No.1スタイルセットアップ(オフホワイト)裾ジップのギミックがこなれ感
パンツは裾ジップ付き。
脱ぎ履きしやすさの機能性はもとより、基本はテーパードシルエットでスマートに見せつつ、ジップを開ければフレアっぽいシルエットにも変化させられるギミック。
ユニクロのラインナップの中では珍しい、なかなか凝ったデザインに入るという印象ですね。
シンプルながらデザインが効いていて、それでいてさりげなさがあって悪目立ちしにくいという絶妙な空気感のアイテムに仕上がっています。
胸元に入ったJWAのロゴもイイ感じ。
スポーティな中に遊び心が感じられるデザインは、唯一無二感が漂っております。
筆者としては、一目見た時から上下セットでマストバイを心に誓っており、アイテムのルックが出てもその思いは変わらずむしろ強まっております。
テーパードシルエットのコーデュロイパンツ
続いて気になるアイテムが、テーパードしたシルエットが綺麗なコーデュロイパンツ。
ユニクロUで発売されたコーデュロイパンツがワーク感のあるやや太めのパンツだったのに対し、JWアンダーソンでは野暮ったさを省いて、よりキレイめな印象のコーデュロイパンツに仕上げています。
適度な薄さの中太畝
商品説明には「やや太畝」とあり、写真で見る限りでは太畝コーデュロイに見られるような柔らかさ・ふっくら感はそれほど無さそう。
恐らく10ウェールくらいの定番密度の生地感で、ハリがあるような上品でキレイめな印象です。(2020年AWのユニクロUでは8ウェールの太畝コーデュロイが出てましたね、あれは名作)
JWアンダーソンコラボではすっかりお馴染みのタック入りで動きやすさにも考慮されていて、シルエットも含めて実際に履いてみたいアイテム。
ウエストのロゴが可愛い
他ラインナップのパンツと異なるのがウエストのタグ。
通常ヒップ側に付いているタグが無く、代わりにウエスト内側のテープ処理に入っているJWAロゴが可愛い。
ラングコラボのタグを見ても感じたのですが、これまでユニクロとのコラボを表す共同名義のロゴが定番でしたが、少しずつ変えていく方向に来ているのでしょうかね。
メリノウールのタートルネック
レディースアイテムから、メリノウールのタートルネックがリリース。
首周りのゆったりとして柔らかそうな生地感が着心地の良さを想像させます。
切り替えデザインが面白い
正面から見たら肩だけ切り替わっているのかと思いきや、後ろ身ごろと前みごろの配色が完全に異なっている。
肩線を前に持ってくることで、前からもチラ見えする仕掛け。
タートルネックのネック部分とのコントラストもなかなかオモシロいですね。
ルックブックを見る限りでは、配色の妙かメチャクチャ可愛い。
4色展開のうち、グレーとオフホワイトが気になっています。
大ぶりなトートバッグ
ユニクロUのドローコードストリングバッグにつづき、JWアンダーソンでもトートバッグが登場。
幅もしっかりとっていて、立体感を感じる大容量トートバッグ。
シンプルながら、色味や生地感が絶妙。
事前情報では黒が気になっていたのですが、写真で見るとブラウン×ブラックパーツのカラーの組み合わせがなかなか映えているので惹かれますね。
合皮素材の持ち手が懸念点
一点だけ、持ち手が本革ではなくシンセティックレザー(合皮)素材を採用しているというのが残念。
合皮が必ずしも悪いとは言えませんが、合皮の持ち手というと使い込んだのちにボロボロ・ヒビ割れのイメージがどうしても先行してしまうので…
2990円という価格を考えると妥当だとは思いますが、この辺りは捉え方にも寄りますね。
写真引用:UNIQLO and JW ANDERSON公式特設ページ
まとめ
トラックジャケット&トラックパンツを筆頭に、現時点で気になるアイテムをピックアップしてみました。
アウター類に関しても悪くは無さそうな印象ですし、毎シーズン人気のソックス類も「ギズモカラー」が可愛い。
JWアンダーソンにしては珍しく大げさすぎないデザインが採用された、洗練された大人な印象のラインナップ。
久しぶりに特別コレクション感のあるJWアンダーソンコラボになっていて嬉しく思います。
+Jが出ていたシーズンではあまりにも不遇すぎたのでね…
また、例年よりも柄感の少ないアイテムラインナップのように感じますが、その分、より洗練され使いまわしやすく、それでいてデザイン性・小技を効かせてしっかり構築された良アイテムぞろいの予感。
ホリデーシーズンコレクションのハッピー感もそれはそれで良かったですが、少し大人のユニクロ×JWアンダーソンも魅力的ですね。
発売日は10月14日(金)、今から楽しみ。
ではでは。