ユニクロのエアリズムマスク。ふんわりサラッとした付け心地、でもやっぱり夏には厚い
発売当日に行列を作って話題になっていたユニクロのエアリズムマスク。
「夏用ではなくオールシーズン用」という公式からの説明があったものの、それを知ってか知らずか多くの人がマスクを求めてユニクロへ。
発売から約1ヶ月ほど経った最近ではだいぶ落ち着きを見せ、オンラインでも購入可能になっていたので試しに購入してみました。
気になるところは「(とはいえ)エアリズムの冷感効果は?」と「肌への負担が少ないか」という2点。
エアリズムマスクのスペック
製品名 | エアリズムマスク |
---|---|
サイズ | S/M/L |
素材 | エアリズム/フィルター/メッシュ生地の3層構造 |
フィルター | BFE99%・花粉ろ過99%カット |
その他 | 紫外線90%カット |
価格 | 3枚組¥990 |
参照:ユニクロ公式サイト
エアリズムマスクの特徴
1パッケージに3枚入り。
不織布っぽい袋に3枚が折られてまとめて入っている形。
ジッパー(プチプチッと押して密閉するヤツ)付きなので、そのまま保存袋として使えそう。
事前に目にした情報にもあったように、生地感はやはり結構厚め。
手に持った際の重量もそれなりに感じられます。
サイズ感としては、口元から顎先までをしっかり覆うやや大き目なつくり。
肌に触れる側が全面エアリズム素材。
AIRismマークがプリントされていて上下が判断できる仕様。
いつもの触り心地で若干ひんやり感も感じられます。
装着時、確かにエアリズムの素材感をしっかり感じられ、ふんわりとした素材感とサラッとした付け心地にプラスして冷感も体験できる
ですが!
前述のように、三層構造のしっかりと厚みのある生地で縫製されているので、着用時の自分の息が籠って暑い…
分かってはいたことなのですが、本格的な夏場の使用はやはりかなり厳しいものがありそうです。
これは非常に残念、というかもったいない感。
というのも、逆に大きく息を吸い込むとエアリズムの冷感が戻ってくるのですよ。
吐く→暑い、吸う→ヒンヤリ、吐く→暑い・・・
呼吸やめたい
エアリズムマスクの素材
ちなみに、使用されているエアリズム素材はナイロン59% / キュプラ31% / ポリウレタン10%という構成の生地。
主にレディースのエアリズムインナーに使用されているものと同じ生地の様です。
今回調べて初めて気づいたのだけれど、同じ「エアリズム」製品でも生地の素材構成が異なっていたのね、知らなかったよ。
一般的に高級素材とされる「キュプラ」まで使用されていたのも知らなかった。
高めのスーツの裏地などに使われていて「調湿機能」があるとされている素材ね。
こちらはマスクと一緒に入っている検品合格証。
その用途から医療分野に近しい性質を持つマスクという製品だけに、こういった配慮は企業としての誠実さを感じられて好感度高め。
エアリズムマスク 使用感まとめ
印象としては、非常に評価が分かれるアイテムになるかなと。
消費者としては「エアリズム=冷感」のイメージが強いだけに、夏用マスクとして購入すると完全に期待外れ(ユニクロも推奨していない)で終わると思います。
一方、肌に触れる感触としては申し分のないストレスフリーな触り心地。
いつもは不織布の使い捨てマスクを使用していて、長時間の使用で肌がサワサワしてきたり痒みを感じたりするタイプの肌には優しい付け心地になるのではないかと。
気になるのは、息が籠ることで蒸れによる肌荒れが起きないかという点ですが…
欲を言えば抗菌仕様だとなお良かった。(記載が無いけど違うのよね?)
筆者が実際に着用して受けた印象としては割と好印象、というか大方予想通りといったところ。
せっかくのエアリズム素材であるため、「我々がユニクロのエアリズムに期待しているのはそういうことじゃないんだよー!」という商品に対する気持ちと、「安易に妥協せず、きっちり飛沫防止のフィルター性能を抑えてきた」という企業姿勢に対する気持ちの半々というのが正直なところ。
もともと「マスクの製造には消極的だったユニクロが、顧客の要望に応えて製造、『マスク』として最低限キチンとしたものを作ってきた」という背景を考えると、夏用マスクじゃないというだけで不満を言う気にはなれないのは確か。
今後マスク以外にも対コロナ対策グッズとして製品をリリースしていく予定とのこと。
恐らく涼しい気候の日を選んでの着用、夏の終わりから秋にかけて着用というのがメインの使い方になるとは思いますが、物自体は好感触なので、寝かせながら様子をみて使用してみたいと思います。
ユニクロは今回のエアリズムマスク以外にも、対コロナ対策グッズの製品リリース予定がある模様。
個人的には「プロテクショングラス」なるものが気になります。
接触冷感の夏用マスクも各社でかなりラインナップが増えてきているので、いずれ機会があれば付け比べしてみたいと思います。
ではでは。