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ファッション サムネ

今のユニクロコラボに思うこと、今後のユニクロコラボコレクションに期待していること

昨日、3月8日にユニクロU 2024SSコレクションが発売になりました。

今回は発売前にアイテムをチェックすることもなく、ユニクロアプリの通知でリリースを知ったのですが、アプリで商品一覧を見た限りでは「いつものユニクロU」という感じ。

この「いつものユニクロU」というのは決して悪い意味ではなく、2015年の初コラボから数えて、約9年弱という長い期間続けてきたユニクロ×ルメールの築いた『定番感』や『安定感』だと思うのです。

実際ユニクロUのデザインと品質に関しては、バランス感も含めて相当レベルが高いと思うのです。

とはいえ、毎シーズン追いかけるには少し飽きが来ているのも事実。

ルメールがミニマルなデザインを得意にしていることも相まって、言ってしまえば「ユニクロ感」の数値が上昇しているように思うのです。

思えば、昨年ユニクロとルメールの5年間パートナーシップ契約が満期を迎えたはずなのですが、特に延長も終了もアナウンスが無いことからも、コラボという枠よりも実質ユニクロのインラインの延長のような立ち位置になっていると捉えることも出来そう。

コラボコレクションと銘打つにはワクワク感が薄れてしまっていて、個人的に感じる部分では、今までは「(むしろ)ユニクロでいいや」になっていたのが「(わざわざ)ユニクロじゃなくてもいいや」に心境が変化しています。

ユニクロ+J終了からMARNIコラボで起きたこと

直近でユニクロコラボが最高潮に達したのは、何といってもユニクロ+Jの復活劇。

良くも悪くもニュースで取り上げられるほどの賑わいを見せ、発売日に完売続出という今から思えば相当ビッグなお祭り騒ぎだったんだなと実感させられます。

筆者も2020年の復活第一弾で飛びついて買ったものがありますし、ラストコレクションのカシミヤパーカーやセール落ちしたダウンなどもいまだに着ているし、2020年-2021年シーズンのユニクロコラボには相当楽しませてもらえました。

一方で、筆者のユニクロコラボコレクションの熱が冷め始めたのがユニクロ+J終了以降。

というか、ユニクロ+Jのラストコレクションで、在庫を作りすぎたのか「上代価格が上昇したのに、最終的にセールでたたき売られる」という実情を目の当たりにし、どうせセールになるなら発売日に無理して買わなくてもいいやという気持ちがそもそも高まってしまってはいたのですが。(品薄商法って消費者心理的にやはり合理的…)

続く2022年シーズンでは、+Jの後釜的にMARNI(マルニ)とコラボが登場。

クラシックでモードなスタイルの+Jから、ポップなカラーや柄を全面に押し出したマルニとの対比が非常に面白く、+J幕引き後のコラボとしては最良なストーリーを描いていたと個人的には思うのです。

ところが、マルニコラボ自体は2022SS・2022AWの1年間で終了となり、そもそも2022AWではまさかのメンズ無し

このあたりから、特にメンズのコレクションアイテム不遇が顕著になってきたと思われます。

ウィメンズに関しては、ユニクロ:Cやアニヤ・ハインドマーチなど話題になるようなコラボのリリースもありましたが、こちらも当然メンズは無し。

下手すると、このままメンズのラインナップは縮小の一途をたどることになるのかもなーと感じています。

今後のコラボブランド願望

このままではユニクロコラボのメンズラインナップが面白くなくなってしまう。

というか、もはやメンズ向けコレクションは消滅の危機といってもいいでしょう。

そんななか、恐らく皆さんもよくやると思うのですが、願望が8割で「ユニクロとコラボしたら面白そうなブランド」は良く妄想しています。

イッセイミヤケ/ISSEY MIYAKE

一番の本命であり、一番親和性が高そうであり、一番実現しなさそうなブランド。

ユニクロのディレクターを務める滝沢直己さんがイッセイミヤケのクリエイティブディレクター出身ということもあって繋がりもあるし、いつか実現するんじゃないかとこれまで勝手に期待していたのですが、ここまでくるともはややらない匂いの方が強いかなと。

それぞれが目指すブランドイメージや、本質がテックっぽいファブリックの使い方的にも、相性は悪くないと思うのですがね。

クラークス

昨年ZARAとの初コラボを発表して大いに話題になったクラークス。

1年前の発表当時、思わずやられた!と唸ってしまいました。

これ、本当はユニクロがやるべきだったとずっと思っているんですよ。

ユニクロはインラインでチャッカブーツを出したりもしているのでね。

これまでのユニクロは、ルメールとのコレクションラインの中でニットスニーカーを出していたりもするのですが、コラボコレクションの中ではそれほど靴関係に力を入れている印象が無くて。

逆にGUのブランドコラボは、ミハラヤスヒロコラボを筆頭に、しっかり足周りまで固めてくる印象なのです。

この辺りは、GUの前身が靴屋さんということもあり、またマシュマロパンプスなどのインラインも好評なことも影響しているのかもしれませんが、同じファーストリテイリンググループ内でここまで違うものかとも思ってしまうのです。

今のユニクロに必要なコラボ物って、クラークスのような靴専業ブランドなんじゃないか?と一層思わされたのが昨年のクラークス×ZARAでした。

コンバース トウキョウ/CONVERSE TOKYO

クラークスがZARAとコラボしたことによって、じゃあユニクロは?と考えた時に真っ先に思い浮かんだのがCONVERSE TOKYO(コンバース トウキョウ)。

今や広く知られるところになっていますが、日本で言うところのコンバースは海外展開のコンバースとは異なり、その出自がやや複雑。

昨今チャックテイラー70s(CT70)で人気を集めるコンバースUSAはNIKEの傘下にあるのに対し、日本で展開するコンバースは伊藤忠がライセンスを保持した独立的存在になっています。

もともとはアメリカでコンバースが倒産した際に伊藤忠商事が資本参加し、ブランド再建したのちにNIKEが買収したという流れ。

日本国内でも海外企画のチャックテイラーが人気だったりするのですが、伊藤忠が所持する国内規格コンバースのライセンスの関係から、個人レベルを超えた一般流通・販売ができないという縛りがあります。

一方で、日本の独自規格で生まれるコンバースは、逆に海外で人気となっているという話を昔聞いたことがあります。(現在どうなのかは不明なのですが)

いわば「日本ブランド」として展開するコンバーストウキョウとユニクロでコラボが生まれたら、それだけでも面白いのではないかと思った次第。

スタバとの七夕コラボもかなり雰囲気が良いし、靴だけじゃないところもイイ。

厚底スニーカーしかり、昨今のハイテクスニーカーブームから一転、そろそろローテクスニーカーが履きたくなっている人も多いのではないかと感じている今、流行の波的にもちょうどいいのではないかと思います。

MADE IN JAPANを押し出したコレクションが出来たらいいな、と。

柳井さんと伊藤忠会長の対談が伊藤忠季刊誌に掲載されたことがあることから、両社の関係性としても悪くないのだとすると、コラボ実現に向けたハードルもそれほど高くなさそうではあります。

ひとつ懸念点があるとすれば、先述のライセンスの関係がある以上、海外での展開は難しそう(?)なので、日本国内限定のコレクションになってしまうこと。

海外の売上比率が高まった今のユニクロにおいて、国内限定のコレクションをやるメリットがあるのかというと、実はそこまで必要性が無かったりするのかな、悲しいことに。(エンジニアドガーメンツは、むしろ海外限定で発売されてしまったし…)

まとめ

色々書き連ねてきましたが、要は、あれほど盛り上がったユニクロコラボコレクションが自分の中で下火にならざるを得なくなっているのがとても悲しいということ。

過去の実績から、ユニクロ+Jの過去の人気作を集めた「ベスト オブ +J」が展開される可能性も今後ありますが、それにしたって「新作」ではないわけで、なにか興味がそそられるニュースが欲しいところではなりますね。

靴ブランドとのコラボも妄想で語りましたが、ローテクを得意とするブランドや革靴専業ブランドなど、国内のブランドも実力者揃いなわけですが、ユニクロとのコラボコレクションとして大々的にやるメリットがあるブランドが他にあるのか?というと、そこまで多くも無い気がしているのですよね。

発売当日のオンラインに張り付いたり並びが出来たりという、またあのようなお祭り騒ぎを味わってみたいなと思う今日この頃。

ではでは。

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