この度、当サイトはモノズキ.onlineからモノズキ.comにドメイン名を変更しました。

ドメイン変更と言えばなんと言っても昨年末、大手メディアプラットフォームであるnoteがドメインを.muから.comに変更して話題になりましたが、当サイトでもいつか実行しようと考えていたドメイン変更。

noteがドメイン変更を発表した際、ドメイン変更に伴う影響の善し悪しは専門家でも意見が分かれていて、移行直前まで議論されていた(どちらかというと懐疑的な意見をよく目にした)のを覚えています。

メジャードメインのSEO効果と、これまで積み上げてきた既存ドメインの信用のどちらがより有効なのか、結局は蓋をあけてみないと分からないというような状態で、noteクラスの規模でユーザーを抱えるサイトが行う施策としては、実行に移す覚悟が相当なものだったと思うのです。

施行後のトラフィック数の巻き返しと伸びに関しては、noteが自ら公開しているとおり。ニュースバリューが大きかったのもプラスに働いた気はしますね。

ドメイン変更の動機から顛末、その後の数字の推移まで公開してくれているのが非常に価値のある事例だと思うので、こちらは是非一度(と言わず二度三度と)読んでおくのが良いでしょう。

当サイトはnoteと比べるべくもない小規模サイトなわけですが、それでもGoogleはじめ各検索結果の上位表示から読みに来てくれる読者さんが相当数いらっしゃるわけで、これらの数字がドメインの変更によってどういった影響を受けるのか、実験を兼ねて試してみました。

ドメイン変更のメリットとデメリット

メリットとデメリットの比較

ドメイン名を変更するメリットとデメリットは以下に記載する通り。

前提として、マイナードメイン(当サイトの旧ドメインである.onlineなど)からメジャードメイン(.comや.jpなど)に変更することを想定しています。


ドメイン変更のメリット

ドメイン変更の主なメリット

  1. SEO効果による恩恵

  2. ユーザーから見た印象の信頼度が高い

  3. ドメイン更新費が安い

1と2に関してはメジャードメインならではの強さで、他ドメインを取るくらいならメジャードメインを最初から取得した方が良いと言われる最大の要因。

その分、価値の高いドメインはプレミアム価格になっていたりするわけですが。

3については、

  1. マイナードメイン→取得費が格安な反面、更新費が高い
  2. メジャードメイン→取得費がやや割高、でも更新費は安い

上記のような特長があります。もちろんドメインの種類によって程度の差や例外もあり。

要するに、基本的にはサイト立ち上げの最初のドメイン取得段階で.comや.jpのメジャードメインを取得しておくのがまず間違いないのです。

ちなみに今回の新ドメインに関してはXdomain エックスドメイン )で.comドメインを取得しました。(理由については後述


ドメイン変更のデメリット

一方、ドメインを変更するデメリットとしては

  1. これまでのサイトの評価が0になる可能性がある

  2. 外部からの被リンクが0になる

  3. 各サービスに登録しているアドレスを変更する手間

以上のようなことが挙げられます。

まず、最大の問題点として挙げられるのがサイト評価に関する話。

Googleが検索結果を表示するにあたり、サイトの信用度合いをGoogleアルゴリズムによって決定しているわけですが、旧ドメインで運営してきた信用=評価が0になる可能性があります。

これまで使用していた旧ドメインから新ドメインに評価を上手く引き継げなかった場合、積み上げてきた評価がリセットされ、サイトを1から立ち上げたのとほぼ同じ扱いになるというわけ。

ここで重要になってくるのが、301リダイレクト設定とサーチコンソールのツールによるアドレス変更申請です。

各ページを新ドメイン移行後の対応ページにしっかりリダイレクト設定し、サーチコンソールでアドレス移行の手続きを踏めば、理論上は評価をそのまま引き継げます。(たぶん)

2の被リンク数も同様で、昔に比べて影響力が落ちたとはいえ、被リンクの数がSEO的にも重要な要素であるということは周知の事実なわけですが、ドメイン変更を実行するとリンクしているアドレスも新ドメイン名に変更してもらう必要性が出てきます。

つまり被リンク数に関しては実質0から再スタートが確定。なのですが、こちらもリンク評価自体は301リダイレクトで引き継げるとGoogleの中の人が解説しています。

当サイトはライブドアブログを使って記事を作成しているためサーバー関係の設定は特に必要無く、301リダイレクトも設定一覧から新ドメインに変更するだけで完了できたので、特に何かをいじるというようなことなく完了出来ました。

3はいわゆる再設定全般。旧ドメイン名で各種設定していたりサイトに登録していることが多いと思うのですが、その数が多ければ多いほど当たり前ですが手間が増えます。1と2に比べたら致命的な影響というのは出にくいですが、うっかり忘れていると思わぬトラブルにつながる可能性もあるので、事前に登録サイトを一覧に書き出しておくのが良し。

ドメイン変更時のやることリスト

筆者が今回書き出したドメイン変更後のやることリストは以下の通り。

Googleアナリティクス プロパティ登録設定
Googleサーチコンソール アドレス変更ツールを使用
Bing Webマスターツール サイト移転登録(旧マスターツールページ
Google アドセンス サイトを追加(再申請)
ASPサイト 登録URLの変更
各種SNS 記載のアドレスを変更

大まかなところを上記のような形でリスト化しました。

自分の中で優先順位をつけ、ドメイン変更直後から順番に修正をかけていき、完了したらチェックをつけていきます。


Googleアナリティクス

Googleアナリティクスの設定は、基本的に既存の登録内容2か所のURL変更のみを行えば問題ありません。

1つ目は、管理画面を開きプロパティ設定内の「デフォルトのURL」を新ドメインのURLに変更して保存。

2つ目は、同じく管理画面内のビュー設定内の「ウェブサイトのURL」を新ドメインにURLに変更して保存。

グーグルアナリティクスに関しては以上の2つです。


サーチコンソール

サーチコンソールの設定は、旧ドメインから新ドメインへの評価引き継ぎに関係してくるので最重要項目

まずはプロパティの追加から新ドメインのURLを追加します。

DNSレコード設定による所有権確認が完了したら、新ドメインが正常に追加されたのを確認。

この新プロパティと旧プロパティの2つが登録された状態で、サーチコンソール設定内のアドレス変更ツールを使用します。

「アドレス変更」を開いたらGoogleの情報を更新の項目に「新しいサイトを選択」という欄があるので、先ほど登録した新ドメインのプロパティを選択。

検証に合格すると移行設定が完了し、旧ドメインプロパティの上部に「このサイトは現在、″新ドメイン名″に移行中です」と表示されます。

評価引き継ぎ関連で最も重要な作業といえるので、サーチコンソールのアドレス変更ツールは必ず利用しましょう。

新登録完了後は新ドメインのプロパティで最初のサイトマップ送信も忘れずに。


Bing Webマスターツール

Google検索に比べると圧倒的に利用者が少ないBingですが、検索サービスが継続している以上こちらも忘れずに登録しておくべきでしょう。

「サイトの追加」に新ドメインのURLを追加して登録。

Bingに関しては、移行後の新ドメインのプロパティ内でとても興味深い現象が発生していて、URL送信というGoogleでいうFetch as Googleと同じ機能があるのですが、通常であれば1日の送信回数が上限10回と決まっているはずなのです。

にも関わらず、新ドメインプロパティでは残りクウォータ(回数)10000、サイトスキャン回数も1000と表示。

bingurl送信 クウォータ数激増

ドメイン名の変更の影響なのか新規登録のボーナス的な物なのか、ググってもそれらしい記述が見つからず。

仕様変更なのかとも思ったのですが、旧ドメインのプロパティでは回数が変わらずなので理由不明です。

bingurl送信 クウォータ数 10個

うーん、謎。1日に割り当てられたURL送信の回数を消化することはまずないと思われます。


Googleアドセンス

Googleアドセンスに登録している場合、新ドメインURLも登録が必要。

その際、再審査となるので再びサイトに広告が表示されるまで時差が生じます。

今回の場合、再審査を通過するまでに申請から一週間ちょっとかかりました。

再審査にかかる時間はその時々で変わるようですが、基本的には1度審査を通過した旧ドメインサイトをそのまま移行している形になっているはずなので、再審査を通過する事自体は難しく無いはずです。


ASPサイト

アフィリエイト広告を掲載している場合は、アドセンス同様に各ASPサイトの設定画面より新ドメインURLに変更が必要です。

多くの場合、設定から登録URLを変更するだけで問題ないのですが、ここで最も気になるのは登録や審査が厳しめと評判のAmzonアソシエイト

勝手に登録してペナルティを受けても仕方ないので、問い合わせフォームからドメイン名変更による再登録申請を出してみました。

結論として、新しいサイトURLを追加する場合は、登録サイトフォームにURLを追加すれば報告の必要はないという旨の返信をもらいました。

未届けのURLへのリンクはもちろん禁止ですが、登録さえ忘れなければ自由にサイトを追加できる仕様になっているようです。(登録サイトでの運営規約の遵守は必須)

事前に申請が必要とする情報を多々目にしていたのですが方針が変わったのかな?

いずれにしろURLさえフォームに登録しておけば利用OKということです。


各種SNS

各SNSでURLを記載している場合、忘れずに変更しておきましょう。

きちんとリダイレクトが設定されていればサイト自体には旧URLのままでも新規ページに飛べますが。

直接的な影響が少ない分、忘れがちな項目であるとも言えます。

ドメイン変更後の影響

ドメインを変更してからしばらく経ちましたが、ほぼほぼ無風。

ページランクなどにも特別な影響は与えていないように見えます。

強いていうなら、変わったのは前述したBingの送信可能回数の激増くらいですかね?

ここから1~2か月ほどの動きを見て、何か大きな変化があれば追記したいと思います。

なぜエックスドメインを選んだのか

今回新ドメインの購入にはXdomain(エックスドメイン)を利用しましたが、その理由について。

旧サイトドメインに関してはお名○ドットコムを利用して取得していたのですが、メルマガが毎日大量に来るのです。

だから変えました。ほぼ理由はそれだけです

実際結構どこでも良かった…

厳密にいうと、もちろんドメイン価格が安いとかサービスを提供しているエックスサーバー社のレンタルサーバーの評判が良いとかその他の理由も無いことも無いのですが、最大の理由はこれまで使っていたサービス会社のメルマガがあまりにも鬱陶しく、その企業姿勢に懐疑的になっていたためというのが大きいです。

メルマガ解除も出来るには出来るのですが、基本的にデフォルトでメルマガ登録されるようになっており、その内容があまりにもスパム的だったので継続的に利用したくは無いなと。

あのメール頻度は本当に止めた方が良いと思う。マイナスな印象しか持てない。

ちなみに、エックスサーバー のレンタルサーバーは「アクセス急増による高負荷環境でも落ちない」と評判の良いサーバーなのでこちらもエックスドメインと併せてオススメです。

Wordpressを使ったサイト構築なら、エックスドメイン&エックスサーバーの組み合わせが鉄板かなと思う次第。

ドメイン変更の影響とまとめ

今回ドメイン変更をするにあたり、一番の懸念点としてはこれまでのサイト評価・検索結果のランキングに与える影響という点でしたが、そのような兆候は一切見られませんでした。ちょっと意外。

変更直後などは、さすがに一時的にはネガティブな要素が絡むのではと考えていたので。

サイトのレイアウトや構造を少し変えるとそれだけで順位が一時的に下がることが多々あるので、ドメイン変更もそれと同等の影響くらいはあるのではないかと思っていました。

プラスもマイナスも一切なし。

無風ということは、今のところサイト評価をそのまま引き継ぐことに成功したと言っていいでしょう。

あとは今後何かしらプラスの兆候が見られるとなお嬉しい。


もう一つ、今後試してみたいテーマが旧サイトからのリダイレクト設定をいつ切るか問題です。

基本的には、旧サイトからのリダイレクトは永遠に続けた方が良いというのが一般的ですが、Googleの中の人いわく「最低1年経って、旧ドメインからの流入が無くなれば解除しても問題ない」との見解が公表されてもいます。

「グーグルが旧URLにクロールしなくなったら、評価シグナルとしてそのページはもうほとんど役に立たない」ということは、作成から年数が浅い小規模のサイトでは、元のトラフィックを完全に引き継いだらもっと早く切っても影響がないのではないかと考えます。

目安が1年というならば、半年くらいで切ってみて何か影響が出るか実験してみようと思います。サーチコンソールのアドレス変更の期間も180日ですし。

肌感では、少なくとも当サイトに限って言えば大した影響は無さそうだなと。被リンクが大量についているサイトだとリスク大きそうですけども。


いずれにせよ、今回のドメイン変更は今のところ問題なく変更できたようなので良かったです。

半年後のリダイレクト削除もお楽しみに。


ではでは。

SPONSORED LINK