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完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺

完全食歴5年以上の筆者が、日清の『完全メシ』を食べてみた。

完全食(※)に出会ってから5年以上、ベースフードを定期購入しはじめて3年以上になる筆者が、発売以来ずっと気になっていたのになかなか手を出さずにいた日清の完全メシ

開始当初から出演しているサンシャイン池崎さんとともにCMに起用された、旧ドラえもん(大山のぶ代)の声にそっくりな木村さんもちょっとした話題になっていますね。

CMで流れると思わず見入ってしまうナイスなお声。

日清の完全メシは、置いている場所や売り場がまだそこまで大きくないこともあってなかなか手を出す機会が無かったのですが、先日ふとようやく思い出したかのように購入して食べてみました。

以前、日清が「オールインヌードル」を引っ提げて完全食市場に初めて参入したのが2019年。

筆者はメディア枠として試食会にも参加させていただいた経緯があります。(懐かしい…)

そこから三年の月日と、オールインヌードル販売終了という苦難を乗り越え、満を持して日清がスタートさせた「完全メシ」について、実際に食べてみた感想をまとめたいと思います。

日清食品の完全食への取り組み

前述のように、日清食品としては数年前から完全食市場への取り組みをスタートさせていました。

食品メーカーの最大手である日清食品が完全食市場に目を向けるのは当然と言えば当然の流れ。

特にインスタント食品を手掛けていることもあって、栄養バランスを考慮した食品という分野は親和性も取り組むメリットも大きかったと思います。

一方で、

  • 味や食感のバランス(トレードオフ)
  • 価格

という主に上記2つの理由と想像できますが、道半ばで断念することになったのがオールインヌードル。

筆者としては味も食感もそれはそれで特に気にならなかった(完全食という建付けを重要視していた)のですが、やはり一般消費者がワザワザ手に取るまでには至らなかったということなのでしょう。

価格や販売経路が限定的であったことからも、ちょっとしたチャレンジ的なスタートだったのかなと思います。

それを踏まえた上で、今回登場した「完全メシ」は、日清がこれまで築いてきたブランド力をフルに生かし、販路を一般量販店からコンビニまで網羅し、コマーシャルまでしっかり打ってきた本格的な進出と言っていいでしょう。

特に、既存ブランドの名前を冠した商品を出してきたのは、試食会で担当の方に「なぜ既存ブランドで出さないの?」と質問した筆者としても、日清の本気を見た!という印象。

これぞ大手ブランドの強みですね。

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺

さて、ここから実際に食べてみた感想を。

ラインアップは一通り試してみたのですが、事前に一番気になっていたのはなんといっても日清焼きそばU.F.O.の完全メシ

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺

一番メジャーな焼きそば味のU.F.O.ではなく、汁なし担々麵がベース。

これはオールインヌードルからの流れを汲んでいる雰囲気が漂っていますね。

オールインヌードルの試食会で、開発担当の方とお話した際に「既存ブランドの焼きそば味が良くないですか?」と力説した筆者です。

通常の麺とは異なるので、フレーバーに関しては恐らく実際の味や食感のテスト結果を考慮しての結果なのでしょう。

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺 内容量

原材料一覧。

かやくにはチンゲン菜と味付け肉そぼろとシンプルな具材が採用されています。

筆者はゴチャゴチャとかやくが入っているのを嫌う偏食なので、かやくはシンプルな方がうれしい。

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺 粉末スープ

付属の添付調味料は、前述のかやくのほかに、液体ソース、粉末調味料、仕上げオイル、花椒入り唐辛子の計5袋。

添付の調味料はやや多めで、花椒入り唐辛子の投入量で好みの辛さを調節できるという気の利いた設計。

通常のインスタント麺同様、開封後はかやくのみを投入し沸騰したお湯を注いで5分後、湯切りをすれば麺の準備は完了。

あとは残りの4袋をすべて投入すれば完成です。

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺 添付調味料をすべて入れる

花椒のスパイシーな香りが食欲をそそります。

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺 よく混ぜて完成

よーく混ぜる。

仕上げオイルの影響か、麺とソースの絡みもグッド。

早速一口ほおばると、担々麺ソースの香りと花椒のピリッとした風味が口いっぱいに広がる。

麺の食感も良好で、これは普通においしい。

オールインヌードルを知っている身からすると、期待以上にしっかり仕上げてきましたね日清さん。

強いて言うなら味はかなり濃いめ。(『濃い濃い』を謳っているのだから当然だけど)

味濃いめ好きな筆者としてもかなり濃厚に感じたので、普通~薄味を好む人の口には合わなそうです。

花椒のピリ辛さも相まって、食事中~食後の水分補給が必須レベル。

それに伴って、少し気になるのが食塩量。

ベースフードは、他の食事で過剰摂取の懸念のあるナトリウムなどは一食当たりの摂取量が抑えられているのに対し、完全メシでは「日本人の食事摂取基準をもとに、男性30~49歳、身体活動レベルIIの指標を100とした場合に当該商品のエネルギー値あたりの充足率を数値化したもの(たんぱく質、脂質、炭水化物は三大栄養素のバランスの指標範囲の中央値<たんぱく質16.5%、脂質25%、炭水化物57.5%>を100としたもの、飽和脂肪酸は指標の7%エネルギーを100としたもの)」という基準に従って、ナトリウム量も通常の一食分としてしっかり含まれています。

ただし、日清の公式サイトにも記載の通り「食塩相当量(2.8g)はスマートミール基準(厚生労働省が提言する生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安)の食塩相当量の指標(450kcal~650kcal未満で3.0g未満)をクリア」とあるので、極端に多いわけではありません。

特に夏場などは、汗をかく影響で、ナトリウムを含んだ水分補給なども積極的に推奨されたりもするので、普段の食生活や利用シーンによってはナトリウムもしっかり摂取できる方が良い場合もあると言えるかもしれませんね。

カレーメシも美味い

ちなみにカレーメシも普通に美味しい。

完全メシ カレーメシ

タイ米サフランライスのようなサラッとした食感と、こってりとしたカレー味が絶妙なバランス。

偏食家の筆者的には、もともと入っている細切れのニンジンの固い感触が時々混ざってくるのがいらないな~と感じました。

ただそれ自体も二度と食べたくない!というほどの量のでもないし、また普通に食べると思いますね。

まとめ

2022年から2023年にかけて、ようやく日清の完全食に対する本気が見れた気がします。

そもそもあれだけ既存製品のブランド力があるので、ちゃんとリソースを割けば負けるわけがないんですよね。

まあその辺は、あれだけ攻めたCMの数々を打つイメージのある日清さんでも「チキンラーメンはアンタッチャブル」などの噂を聞いたこともありますし、内部の事情が絡んでるのかもしれませんけど。

完全メシに関して個人的に嬉しかったポイントは、一食300円台におさめてきた価格帯と、なによりインスタント食品特有の「ジャンク感」をしっかり感じられたのが一番ですね。

なんだかんだみんなしょっぱいラーメンだったりハンバーガー&ポテトだったりが好きじゃないですか。

カップ麺類に求めてるのもそういったニュアンスだと思うのですよ。

お上品にまとまりすぎず、このままの路線の「ジャンクっぽいけど完全メシ」を進んで欲しいですね。

ではでは。

(※)栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。

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