2月27日~3月1日までの3日間で行われたAmazonタイムセール祭り。その中で、以前から気になっていた完全ワイヤレスイヤホンSoundPEATS TrueFree+(トゥルーフリープラス)を購入しました。正確には狙っていた商品の後継機にあたります。
特選タイムセール特価で25%オフ。
セール後は3980円で売られています。
昨年11月に発売となった同SoundPEATS社TrueFree(トゥルーフリー)の後継機として販売されています。
前モデルも高コスパワイヤレスイヤホンとしてかなりの高評価を獲得していましたが、それからわずか2~3ヶ月で改良型が出るあたり商品開発のスピードが超絶早すぎです。「お客様の声をもとに改良した」とのこと。
筆者は前モデルの使用経験は無いため、記載されたスペックをもとにした比較と、これまで使用していたノンワイヤレスイヤホンの使用感との比較になります。
結論から言ってしまうと、
これすごいぞ!
SoundPEATSとは?
SoundPEATS(サウンドピーツ)とは、TrueFreeシリーズを製造・販売しているブランド。
中国の深センで生まれたSoundPEATSは、主にワイヤレスイヤホン、完全ワイヤレスイヤホン、有線イヤホンを主力としています。日本版の公式ホームページの情報によると、日本のみならず、欧州や米国でも販売実績があり評価されているようです。
公式サイトはこちら
企業の特徴としては、高品質なオーディオアクセサリーを比較的安価で製造・販売しているところですが、特筆すべきは製品改善の早さでしょう。
これまで発売したイヤホンについても、発売からわずか数ヶ月という驚くほどのスピードで改良型をリリースし続けているようです。顧客の声に耳をかたむけ、製品そのものに即座に反映する姿勢はかなり好印象です。
同じく中国深センに籍を置く企業で、モバイルバッテリーの質の高さから一躍その名が広まったAnker(アンカー)という会社がありますが、顧客優先の姿勢や、Amazonでの販売に注力する手法がよく似ているように思います。少し前だと「中国=質が悪い」という印象が定説だったと思いますが、その認識がすでに過去の物になりつつあるのをひしひしと感じます。(ちなみにAnkerでも完全ワイヤレスのイヤホンSoundcore Libertyが発売されており、TrueFreeとどちらを購入するべきか最後まで迷っていたことも記述しておきます。名前の付け方も似ている…)
TrueFree+ レビュー
さて、ここからTrueFree+のレビューを書いていきたいと思います。
TrueFree+そのものの性能と前モデルTrueFreeとの比較、価格面や使用感についても見ていきましょう。
TrueFree+カタログスペックと前モデルTrueFreeとの比較
注目すべきスペックは以下の通り
再生時間4時間ほど → 実使用でほぼ記載通り
ケースによる充電も併せて最大35時間 → TrueFreeから25%アップ
Bluetooth5.0対応
IPX4の防滴仕様
AACコーデック対応 → iPhone全般/Androidの一部で高音質
充電ケースは蓋付き → 前モデルTrueFreeから改善
↑半透明なストライプ柄の蓋は、イヤホンの赤い充電色を通す
途切れないと評判だった前モデルのBluetooth性能はそのままに、バッテリー容量がパワーアップ。これまで以上の長時間使用にも耐えうるスペックとなっています。
また、前モデルのTrueFreeはケースに蓋が無かったようですが、改良型では半透明な蓋がつきました。これに関してはかなりのユーザーから要望があったことが想像されます。
TrueFree+の音質
ここからは肝心の音質について。
前提として、筆者はもともとワイヤレスイヤホン否定派でした。というのも、音質に関してはやはりどうあがいても有線イヤホンに分があり、その割に価格は高価になりがち、とメリットをあまり感じられなかったからです。
そう思っていました。TrueFree+を使うまでは。
音質、最高過ぎます。
ワイヤレスでありながら価格が割安であるということを差し引いて考えても、下手な有線イヤホンよりも質が良い!一段上の価格の有線イヤホンと比較しても見劣り(聴き劣り)しないほどです。
音質の特徴としては、中音から高音域にかけて非常にクリアなサウンドで、フラットと称されるような音質になると思います。ボーカルの声やギターの音色が前に出てくるタイプで、ボーカルの息づかいまで聞こえるほどの鮮明さ。
反対に、低音はやや弱めに感じます。このあたりは前モデルTrueFreeよりは改善されたらしいのですが、物足りなさを感じる人も一定数いる音質かもしれません。
筆者は普段のイヤホンはaudio-technica(オーディオテクニカ)を愛用しています。オーテクは、フラットな音づくりが特徴のメーカーで、音の『こもり』が少ないため聴き疲れしにくく、また、自分の好みに併せてイコライザーで調節することも比較的容易です。そういった意味では、TrueFree+の音質は筆者の好みにとてもマッチしていたと言えます。
逆に、普段SONYやBeatsなどの低音重視、いわゆる『ドンシャリ系』を好む方にとっては、TrueFree+を選択すると期待はずれに終わる可能性があるでしょう。
この点においてはどこに重きを置くかという嗜好の範囲になってしまうので、あくまでも目安として参考になれば。
これらを踏まえた上で、機器性能としての音質という観点では、他有線イヤホンメーカーに遅れをとるということは決して無いでしょう。ワイヤレスということを差し引いても、合格点の音質は確保されていると考えていいと思います。
イヤホンの形状・付け心地
密閉性がとても良い。
装着後、耳の形にあわせてクリッとひとひねりすればしっかり固定され、まぁ落ちません。激しめに首を振っても落ちることはありませんでした。ランニングなどにも使用可能だと思います。
見た目に関してはまぁ無難なところかな、と。欲をいえば、もう少し小さめ&メタリックな素材であるとなお良し。ここに関しては、見た目のみならず再生時間や音質にも関わってくる部分にもなってくるので、簡単には言えませんが。また、防水性がIPX4というのも、例えばお風呂場で使うには少々弱め。
そういった意味でいうと、同メーカー性の「Truengine」も気になるところ。こちらはデュアルドライバーを採用した同メーカーのフラッグシップモデルともいうべき製品で、更なる音質を期待できる上、防水性能もIPX6に対応しています。今回のTrueFree+が想像以上に好感触だったため、Truengineの最新型が出ればそちらも試してみたいと思っています。
TrueFree+ 使用感まとめ
今回TrueFree+を購入したことで、完全ワイヤレスイヤホンに対する見方が大きく変わりました。
価格の安さはもとより、その機能や性質は高いレベルでバランスがとれており、総じて満足度&納得感が高めです。
また、改善のスピードや顧客対応、機器そのものの作り込みに対するメーカーの姿勢は信頼に足るものだと判断しました。
今後も楽しみなブランドのひとつです。これから出てくるであろう新製品の動きに対しても、継続的に注視していきたいと思います。
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